反応が変わる!LINE・動画・SNSで選ばれる店になる体験設計
北辺 佑智
前回の記事で、今の広告は「ただ来てください」ではなく、安心して選んでもらう材料を届ける役目があるとお伝えしました。では、実際にどんな手順で進めれば成果につながるのでしょうか。ここでは、現場で私たちが提案している流れをお話しします。
① 公式LINE登録で「信頼の窓口」をつくる
公式LINEはお客様と直接つながる信頼の窓口です。登録してもらい、有益な情報を発信することで、
- 新商品・新サービスの情報を確実に届ける
- クーポンや特典で来店のきっかけを作る
- お客様の声をダイレクトに聞ける
だからこそ、店頭POP・チラシ・看板には公式LINE登録のQRコードを必ず載せましょう。
その際、単に「登録はこちら」ではなく、
「どんなお店やサービスか分かる仕組み」にすることが大切です。
② スマホで30秒動画を撮影
特別な機材は必要ありません。スマホで、
- 店内の空気感・売り
- おすすめ商品やサービスの使い方
- スタッフの声
を等撮影し、SNS(Instagramリール・TikTok等)にアップします。
ここで大切なのは「プロっぽさ」よりも「どんな体験が得られるか」が見えることです。
その自然な雰囲気こそが信頼を生みます。ブランドで売りになるものがあるのであればそのサービスを利用することでどんな体験ができるかを疑似体験できる動画を制作することが重要です。
③別の動画で「店の空気」を届け続ける
SNSは一度の投稿では信頼は積み重なりません。週数回でも続けることで、
- 「ここが気になる」「行ってみたい」
という気持ちが自然と生まれます。
・ABテストで勝ちパターンを積み上げる
どのような動画や投稿が響くのかは、データで確認するのが最短ルートです。たとえば:
- QRコードの位置(中央配置 vs 右下配置)
- チラシのキャッチコピー(「特典付き登録はこちら」 vs 「動画で安心確認」)
- 動画の内容(スタッフの笑顔紹介 vs 商品の使い方説明)
- SNS投稿文(親しみやすい文体 vs 専門性重視の文体)
専門家を入れずに実施するのであればまずは最低でも10本は動画を作成・テストして効果の高かったものを基準に、また次の改善を重ねる。この繰り返しが集客の精度を上げます。
・最後に
「ただ来てください」ではなく、
「どんな体験ができるのか」「選びたくなる理由」を公式LINE・動画・SNSで発信すること。
そして、良かったデータをもとに改善を重ねることです。これを繰り返し、アカウントや動線を設計できるようになると、あなたのブランドのメディアが育ち、将来の資産になっていきます。これこそが広告の基本です。
FUNEでは、こうした広告設計から動画づくり、動線設計まで現場に合わせて伴走しています。
「何から始めればいいか分からない」――そう感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
(執筆:FUNE 北辺)
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この記事の執筆者
ブランディング
プロダクト開発サポート
北辺 佑智
株式会社FUNE 代表取締役
株式会社タビノネ 創業者/株式会社クーバル 社外執行役員/株式会社Propage 取締役
NPO法人でのフェアトレード支援事業を経て、2017年2月「珈琲焙煎所旅の音」を開業。2019年たった一坪の珈琲店「MAMEBACO」を開業し、FC展開から1年で全国6店舗へ拡大。
地域に根付くブランド作りを基軸とした店舗展開と、就労支援施設の運営、全国で30施設以上のプロデュースや事業開発・起業支援を多数行う連続起業家。