いまさら聞けない、「マーケティング」と「ブランディング」の違いを解説!
北辺 佑智
こんにちは!
今回は、マーケティングに焦点を当て、マーケティングとブランディングの微妙な違い、マーケティングの具体的な流れ、そしてリアルマーケティングとデジタルマーケティングの相互関係について詳しく掘り下げていきましょう。
マーケティングとブランディングの違い
マーケティングは、製品やサービスが顧客のニーズにどのように応えるかを理解し、それを達成するための戦略を立てて実行するプロセス全体を指します。
市場調査、プロモーション、製品の開発、販売戦略などが含まれます。
マーケティングの目的は、顧客満足度の最大化とビジネスの成長・利益促進です。
ブランディングは、企業や製品が消費者の心に特定のイメージや感情を構築するプロセスです。
ブランディングはマーケティングの一部であり、強力なブランドを作ることはマーケティングの効果を向上させます。
ロゴ、色味、メッセージングなどを通じて消費者に1貫した印象を与えることが目的です。
ユニークなブランディングが強い差別化を生み出します。
マーケティングの流れ
1. 顧客のニーズの調査
顧客のニーズを深堀し、それに応えるための製品やサービスを開発します。
顧客インタビューやアンケート、競合分析などが用いられます。
2. プライシング
適正な価格を設定し、競合環境や顧客の価値観を考慮に入れながら、利益を最大化する戦略を構築します。
コスト分析や市場動向の把握が不可欠です。
3. ローンチ
効果的なプロモーション戦略を展開し、製品やサービスを効果的に顧客にアピールします。
広告、SNSキャンペーン、イベント参加などが含まれます。
4. 販売と顧客満足度の最大化
マーケティングの市場調査から販売までのプロセスを通じて、顧客の満足度を最大化し、ロイヤルカスタマーを増やします。
CRM(Customer Relationship Management)の手法も活用します。
リアルマーケティングとデジタルマーケティングの違い
リアルマーケティングは、伝統的な手法を用いて製品やサービスを宣伝する方法です。
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、ダイレクトメール、フライヤー、イベントなどが含まれます。
リアルな手法で広範な視聴者にリーチし、認知度を高めることができます。
デジタルマーケティングは、デジタルメディアを使用して製品やサービスを宣伝する方法です。
主なメディアにはソーシャルメディア(Facebook、Instagram、Twitter、TikTok)、検索エンジン、オンライン広告、ブログなどがあります。
オンラインで広範な顧客にアクセスでき、小資本でも効果的なマーケティングが可能です。
ユニクロのマーケティング手法
とても良い参考例として、ユニクロはマーケティングとブランディングを巧みに使い分け、折り込みチラシやマガジンを活用しています。
ユニクロの折り込みチラシは必ず毎週金曜日に届きます。
同じものがWEBサイトでも掲載されます。
これは消費者の生活に溶け込む事で購買意欲を掻き立て、オンラインとオフラインを組み合わせた効果的な戦略が展開されています。
一方ユニクロが発行しているマガジンでは、何を伝えたいのかがトップページだけでは分からないものになっています。
「ライフウェア」はあらゆる人の生活をより豊かにするための服であるというユニクロの理念を伝えることで、独自の特徴を刷り込んでいます。
是非みなさんもブランディングとマーケティングを目的に合わせて使い分けるというところを意識して実践してみてはいかがでしょうか。
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この記事の執筆者
ブランディング
プロダクト開発サポート
北辺 佑智
株式会社FUNE 代表取締役
株式会社タビノネ 創業者/株式会社クーバル 社外執行役員/株式会社Propage 取締役
NPO法人でのフェアトレード支援事業を経て、2017年2月「珈琲焙煎所旅の音」を開業。2019年たった一坪の珈琲店「MAMEBACO」を開業し、FC展開から1年で全国6店舗へ拡大。
地域に根付くブランド作りを基軸とした店舗展開と、就労支援施設の運営、全国で30施設以上のプロデュースや事業開発・起業支援を多数行う連続起業家。